単焦点レンズで近くか遠くか、どちらにピントを合わせるべきか?

単焦点レンズは、一つの距離に焦点を合わせるため、どちらにピントを合わせるかは患者さまの日常生活や視力のニーズによって選択されます。以下、遠くにピントを合わせる場合と近くにピントを合わせる場合の特徴やメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。

1. 遠くにピントを合わせる場合

メリット

  • 運転や外出が快適: 遠方の視力がしっかり改善されるため、車の運転や屋外での活動が安全で快適になります。
  • 一般的な選択: 多くの患者さまが遠くにピントを合わせ、日常生活の中で眼鏡を必要としない場面が多くなるようにしています。

デメリット:近くの作業には眼鏡が必要: 読書やパソコン作業など、近距離の作業を行う際には補助的に近用眼鏡が必要になります。

2. 近くにピントを合わせる場合

メリット

  • 近距離作業がしやすい: 本を読む、スマートフォンやパソコンを使うなど、近距離での作業が主な方には、近くの視力を優先することで眼鏡なしで細かい作業が可能になる場合があります。

デメリット

  • 遠方の視力が補助的に: 遠くを見る際には、別途眼鏡が必要になる可能性が高く、運転や屋外活動に不便を感じることがあるかもしれません。

3. どちらを選ぶべきか?

最終的な決定は、あなたの日常生活やご自身が重視する視力のシーンに基づいて行います。例えば、

  • 運転や外出、スポーツなど、遠くの視力が重要な場合: 遠くにピントを合わせる選択が一般的です。
  • 室内での読書やパソコン作業、細かい作業が多い場合: 近くにピントを合わせる選択も検討できますが、その場合は遠くを見る際に眼鏡が必要となる点を考慮してください。

4. 医師との相談が大切

最適な焦点距離の選択は、あなたの生活スタイル、職業、趣味、視力の状態などを総合的に考慮して決めるのが望ましいです。手術前のカウンセリングでは、医師があなたのライフスタイルを詳しくお聞きし、どちらの選択がより満足度の高い視力回復につながるか、具体的なシミュレーションや説明を行います。

まとめ

  • 遠くにピントを合わせる: 運転や外出での視力を重視し、一般的な選択肢。近くの作業は眼鏡で補助。
  • 近くにピントを合わせる: 室内での作業を重視する場合に適しているが、遠くを見る際は眼鏡が必要になる可能性がある。

どちらの選択にもメリットとデメリットがあるため、まずは医師と十分に相談し、ご自身の生活に最適な焦点設定を決めることが大切です。

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