どんな影響が子どもにある?

スマホはいまや私たちの生活に不可欠な存在。静かにして欲しいがためにスマホを渡す、ということもよくあるのではないでしょうか。

目とスマホの間隔は20cmほどととても短く、しかも見ている間はずっとその距離で固定されています。目がその状態に慣れようとした結果、「眼球運動が鈍くなる」「視野が狭くなる」「両眼視機能が弱くなる」などの問題が発生します。

スマホ画面を注視することに慣れすぎると、見ている中心だけに集中し、周りの情報から刺激を感じられにくくなってしまいます。

1.深い運動能力との関係性

プロスポーツ選手の中には「視野が広い」選手がいます。
周りの選手の動きがよく見えていて、意表をつくパスを出すことができるような選手です。

このような能力は子どもの頃から様々な経験を積むことで育てることができます。

人間の目は両目で立体的に捉えることができるように出来ています。

両目で見ているときは飛んできたボールをキャッチしたり置いてあるものをとることは簡単にできますが、片目だとこれが意外なほど上手くできなくなってしまいます。

スマホを20cmの近距離で注視し続けると、この「両眼視機能」がうまく機能しなくなってしまうおそれがあります。

両目で近くを凝視すると”寄り目”の状態で固定されます。その状態が長時間続くと固定されたまま戻らない「急性内斜視」になることがあります。
一時的なものではありますが、これが続くと片目で見るクセがついてしまったり、左右の視力差が出る原因となってしまいます。

“両眼視機能”などの、「視覚情報を分析し、認知・判断・理解する機能」に問題があると…

本の行を飛ばして読んでしまう
同じところを何度も繰り返し読んでしまう
どこを読んでいるかわからなくなる
指でなぞらないと読めない

などの症状がでることがあります。

算数は得意だけど、文章問題が解けないということもありえます。スマホが間接的に勉強の邪魔をしていることもあるのです。

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