
検査で視力が1.0未満?!みんなどうしている?
「視力検査で子どもの視力が1.0未満でした。こんな場合の対策ってあるのでしょうか?」
そんな、不安の入り混じった疑問をお持ちではないですか?令和4年度の学校保健統計調査では、1.0未満の児童の割合が年齢が高くなるにつれて増加する傾向にあります。
小学生〜高校生の子どもがいる保護者に聞いた、直近1年間の状況調査を見てみましょう。
約7割の保護者が子どもの近視の進行を認識または実感していることがわかりました。特に小学生中学年および高学年では8割前後と特に割合が高い結果となっています。

「近視の対策の仕方がわからない」という項目に「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した割合は71.5%で、保護者の7割以上が近視の対策がわからないと考えています。
メガネやコンタクトレンズを使えば視力を矯正することはできますが、一度伸びてしまった眼軸(眼球の前後方向の長さ)はもう元に戻すことができません。近視の症状が進みやすい子どものうちに対策をすることが大切ですが、その方法についての知識や理解はまだまだ足りていません。

近年、近視予防の研究において着目されているのが「外遊び」で、「屋外で遊ぶ時間をとっている子どものほうが近視になりにくい、または近視の進行が遅い」という研究報告も出ています。
ところが「外遊びが近視の対策になる」ことについて知っているかを聞いたところ、「知っている」と答えた保護者はわずかに23.6%でした。
